2026年1月、東京・日本橋。
artwine.tokyoに何度も足を運んでくださっている方々にお話を聞きました。
「最初はちょっと高いと思った」
「ひとりで行くのは正直怖かった」
「絵なんて、もう何年も描いていなくて不安だった」
それでも一度訪れて、なぜか、また予約してしまう。
本日は、その“つい戻ってきてしまう理由”を、通っている方たちの言葉でお届けします。

■STORY 01
「桜を描いた日から、私の人生はちょっと変わった」
最初にartwine.tokyoに来たのは、2023年11月。
まだ上野のアトリエしかなかった頃で、最初に描いたのは桜の点描画でした。
「え、これ描けるの?」
それが最初の感想です。
実際に描いてみると、衝撃でした。
完成度がどうこうというより、「あ、私、描く側に入っていいんだ」って思えたんです。
正解をなぞるわけでもないし、完璧に再現しなきゃいけないわけでもない。
色も、筆致も、その日の自分の感覚でいい。
先生からも「正解はないですよ」と何度も言われて、その言葉が、今まで自分にかけたことのない許可の言葉みたいに聞こえました。
その体験がきっかけで、私は勢いで京都芸大の通信に入ってしまいました。
artwine.tokyoは、描く側への扉をノックさせてくれた場所です。
■STORY 02
「スポーツと違う種類の“浄化”が起きる」
私、普段けっこう運動もするんです。サーフィンとか。
運動って、外向きのアクティビティじゃないですか。
アドレナリンが出て、スカッとする。
それはそれで好きなんだけど。
でも、artwine.tokyoでの体験で感じたのは、なんというか真逆の感覚でした。
自分の内側に潜っていくような。
陰と陽で言うなら、陰。
でもネガティブじゃなくて、静かに整う陰。
キャンバスに向かって、色を作って、手を動かしていると、「今日の私は、ちょっと落ち着きたかったんだな」って後から気づくんです。
運動だと汗をかくために“しんどい時間”が必要だけど、絵って、しんどさで追い込まなくても、時間が過ぎる。
むしろ、気づいたら空っぽになってる。
それが、すごく気持ちいい。
桜の点描画のワークショップはこちら >
■STORY 03
「ソロ活が苦手だった私が、“一人で来ても大丈夫”と思えた理由」
絵は昔から好きです。
子どもの頃は絵画教室に通って、水彩から油絵もやっていました。
ただ、大人になってからは仕事が忙しくて、描く時間も、画材を揃える余裕もなくなっていました。
「描きたいな」と思っても、一式揃えるとすると画材は高いし、毎日描くわけではないから絵の具も固まっていってしまうだろうし。
そんなときにインスタグラムでartwine.tokyoを見つけました。
正直、一人で行くのは最初とても怖かったです。
どんな人がいるかわからないし、友達同士やカップルばかりだったらどうしようって考えてた。
でも、絵って描き始めたら、結局自分の世界に没入するんですよね。
更に先生が、ちゃんと回ってくれて、声をかけてくれる。
質問したら答えが返ってくる。「ここが素敵ですね」って褒めてくれる。
大人になってから褒められるって、こんなに嬉しいんだって思いました。
最初に描いた富嶽三十六景は、北斎が好きだったから選びました。
その絵は、アメリカ人の友達にプレゼントしました。
今は、「絵を描くこと」と「人にあげられるものができること」両方が嬉しくて、続けています。
葛飾北斎 | 富嶽三十六景・神奈川沖浪裏のワークショップはこちら >

■STORY 04
「価格で迷って、体験で納得」
最初にインスタグラムで見たとき、正直に言うと「高っ(笑)」って思いました。
一回スルーして、でもまた出会って。
日常から解放されたい気持ちもあって、「えいっ」と予約しました。
最初に描いたのは、クリムトの「接吻」。
アウトラインがあるから、追い込みすぎずに楽しめるかもって思えたんです。
あとから「どちらかというと難しめの画題ですよ」って言われました(笑)。
自分でやったら3時間じゃ絶対無理。
でも、教えてもらいながらだからできた。
それと、行ってみたら、場所はマンションの一室みたいで、最初はびっくりしました。
でも中に入ると、すごく落ち着いた。アトリエって感じ。
体験が終わったあと、すごくホクホクした気分になったんです。
作品も完成して、ワインも美味しくて、写真も撮ってもらって。
「この内容なら、この値段はむしろお得だな」そう思えた瞬間に、次に何を描こうか考えていました。
グスタフ・クリムト | 接吻のワークショップはこちら >
■STORY 05
「ワインがあるから、怖さを越えられた」
絵を描くことには、失敗や評価への怖さがつきまといますよね。
でもartwine.tokyoでは、そこにワインがあることで、その怖さが自然とほどける気がします。
一口飲むと「まあ、いいか」と思えて、手を動かせるようになる。
知らない人とも、ワインをきっかけに会話が生まれる。
ワインがあるだけで、空気がやわらぐんですよね。
artwine.tokyoは、絵とワイン、どちらかが欠けたら成立しない場所だと思っています。
ワインも、ただ出てくるわけじゃなくて、
「今日はこの絵だから、このワイン」というペアリングのストーリーがちゃんとある。
普段自分では選ばないようなワインに出会えて、説明も聞けるのが楽しいんです。
“絵を描く+ワイン”って、ただの足し算じゃなくて、体験として最初から完成している感じがする。
自分で五感が喜ぶ空間を作るのって、すごく難しいけど、ここは来るだけで、自然と整うように設計されている。
だから私は、何度も戻ってきてしまうんだと思います。
好きなものだけに囲まれていられる場所って、意外と貴重なので。
■STORY 06
「描きたい気持ちはずっとあった。でも場所がなかった」
私は留学生として日本に来て、日本語学校、大学を経て、そのまま就職しました。
小さい頃から、ずっと描きたい気持ちはありましたが、両親が厳しく、思いっきり絵を描くことができず。
大学も普通の文系で、社会人になって。
どこかで、「私は描く側じゃない」って線を引いていたと思います。
artwine.tokyoに来て思ったのは、ここでは、上手い下手を競われないし、正解に当てはめられない。
先生から「完璧にしなくていい」「正解はない」って言われたのが、すごく嬉しかったです。
仕事ではどうしても、ミスしない、揃える、正しくやる、が求められる。
でも、ここではそれを一度手放せる。
だから私は、心を解放するために、長くお世話になると思っています。
