ルノワールとセザンヌに学ぶ、 “わたし” を癒す 静物画三作


東京で働く人々は今日も全力で走り続けています。

慌ただしい通勤、果てしないタスク、終わりのない家事育児、気配りと役割の連続。
けれど、そんな日々の中でふと「
自分に還る時間」が欲しくなること、ありませんか?

artwine.tokyoがご提案するのは、筆を持つことで、
自分を癒す時間。
キャンバスの上で色にふれることは、
心の呼吸を取り戻すことでもあります。

今回のワークショップシリーズは、印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワールと、ポスト印象派のポール・セザンヌ。真逆のように見えるふたりの表現は、まるで都会で生きる女性の気持ちのゆらぎそのもの。

ルノワール「すべてを肯定するような光」で包み込み、心を開放してくれます。
セザンヌは「整えることの尊さ」を教えてくれ、自分の内側とじっくり向き合わせてくれます。

1回1回のワークショップが、あなたの心の深呼吸につながるように。
3枚の絵を描きながら、知らず知らずに、“いまのわたし”がほどけていく時間をお届けします。

静物画三作ワークショップ一覧はこちら >


■やわらかな光に包まれて疲れた心をほどく一枚 オーギュスト・ルノワール《桃》

通勤帰りの電車、SNSの情報、完璧を求められる職場。優しさに触れたいのに、自分に向ける余白がどんどん失われていく感覚。そんな時にぴったりなの作品が、ルノワールの《桃の静物画》。
この作品には、何もしなくてもいい、そこにあるだけで愛おしいものが描かれています。淡い光、ふんわりとした質感、触れたくなるような果実──
日常の中にある美しさに気づき直す体験となるでしょう。

  • 画風の特徴:丸み、光沢、曖昧な輪郭
  • ねらい:色彩で“柔らかさ”を描く
  • 技術テーマ:ハイライトの置き方/にじませる筆使い
  • 背景とストーリー:ルノワールが日々の暮らしの中に見出した美しさ
  • 構図配慮:桃と布地だけのシンプル構成で初心者も安心

桃の静物画のワークショップはこちら >



■揺れ動く世界でちいさな秩序を育てていく ポール・セザンヌ《りんごのある静物》

自分の気持ちが定まらない。何がしたいか分からない。いつも誰かの正解に合わせて、心が置き去りになることがある──
そんな“揺らぎ”に寄り添ってくれるのがセザンヌ。彼は、描くことで世界のバランスを探していたと言われます。「上手じゃなくてもいい、ただ、好きだから描き続けた」
そのひたむきな姿勢に、ふと心がほどける瞬間があるかもしれません。

  • 画風の特徴:硬質な形態/ずれた遠近法/配置の意志
  • ねらい:対象を「感じる」のではなく「構築する」こと
  • 技術テーマ:面で捉える陰影/配置の安定感・不安定感
  • 背景とストーリー:孤独な山中のアトリエで描かれた“精神の果実”
  • 並びの効果:桃とのコントラストで「柔と剛」「感性と構造」を実感

りんごのある静物画のワークショップはこちら >



■色彩で遊ぶ解放の一枚ルノワール《花瓶のアネモネ》

「仕事が忙しすぎて、創造性なんて思い出せない」。そんな都会の生活に疲れてしまった心に、最後の一枚。
晩年、手が動かなくなっても絵を描き続けたルノワールが残したのは、命の喜びのような色彩の花束。自由なタッチとあふれる色の中で、描くことそのものが幸福であることを、改めて感じられるはずです。

  • 画風の特徴:装飾性豊かな構図、軽やかな筆致と色の重なり
  • ねらい:自由なタッチと色彩の響きあいを楽しむ
  • 技術テーマ:色の重なり/背景の処理/筆跡のリズム
  • 背景とストーリー:晩年のルノワールが“装飾芸術”として昇華した静物
  • 三部作の締めくくりに:感性×構築の融合として、集大成となる一枚を

アネモネのワークショップはこちら >


東京という街は、刺激とスピードに満ちています。
でもその分、
心の余白がすり減ることもある。
そんなときにふらっと立ち寄れる、“わたしを大切にする場所”として、artwine.tokyoのワークショップがそっと寄り添えますように。